中町中和会商店街物語 Part.2

元気まちなか

2012年11月14日 16:31

ついに人里にも降ってきたぞ~



「お~イルミネーションの準備もすすんでるな」
なんて言ったとたんのあられ攻撃!! 
でも大丈夫。私は屋根のあるところに向かっておりますゆえ





なにをしているのでしょうか?トンカチみたいな道具を使っていますよ。

では手元のアップをみてください。



「何の作業をしているのでしょうか??」
これは、爪皮/爪革(つまかわ)付けといい、“雨や泥などをよけるために、
下駄などのつま先に付ける覆い”のことで、これからの季節、特に欠かせないものになってきます。
間近で作業をみたのは初めてで、とても興味深いものでした

ここは「はきもの処太田」さんです。



みなさん、この「はきもの処太田」という文字、やさしいタッチで
絵を描くように書かれたように思いませんか?
太田さんにお聞きしたお話しでは
昭和51年の酒田大火後、商店街立て直しのために酒田商工会議所が招いた
日本商業コンサルタント 大久保秋人さんという方の書なのだそうです。
一面焼け野原で、希望を持とうにも持てないような状況でも、大久保さんはあちこちの
商店を見てまわってくださったそうです。その時にこの店名を書いてくださったそう。その文字を看板に
して大切にしているのですね。
この話、聞けてよかった

このお店の最大の魅力は、お気に入りの台にお気に入りの鼻緒を自由に組み合わせて
オリジナルの下駄が作れること!! ご自身の足に合わせてその場ですげるので、必ずピッタリ
長い時間はいていても疲れないなんて、理想ですよね










さて!店内を歩いてみると...
ありそうでなさそうなタイプの婦人靴! 歩きやすそうなものばかりで、デザインもカジュアル
それに魅力的なのはお値段です。3,000円前後で仕立ての良い靴が手に入ります







「はきもの」ですから靴下だってもちろん
かわいい~~~。













ぞうり、下駄、レインブーツ ect...










このはきものを下駄と呼んでいいのか....漆塗りの一品で、料亭などでお庭に出る際や玄関履きなどで
使用されるとか。。。注文があるそうですよ




このぞうりは高級品



ぜひ実物を見に来てください、目の保養に。

これだけ多くの鼻緒から選んですげ替えても...鼻緒代金プラス








その他、和装小物やバッグ、傘なども取り扱っています。
オリジナルの下駄、作ってみませんか?

とにかく、太田さんの優しさとはきものに対する熱意にわたくしは
尊敬のまなざしです。

日本の民族衣裳『きもの』をもう一度見つめ直して、着る機会を増やしていきましょう!
女性諸君

■住所 中町2-4-16
■電話 0234-22-1973
■営業時間 9:00~18:00
■定休日 不定休

まちづくり推進センター 佐藤

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